先日…会社でイベントがあった。
そこそこ大きなイベントでホテルの会場を貸し切り、
日本の親会社から偉い人たちが来て、
会社の業績、今後、MVPの発表などをするイベントだった。
そのメインイベント終了後の食事会でのことである…
メインイベントを終え、食事用にアレンジされ、
こうなった。
(イメージ画像、Google画像検索から適当の拝借したものです。)
机が数個、壁沿いに椅子が並べられ立食パーティーの配置である。
ビュッフェ形式で、料理は会場を出た廊下にあった。
ゆっくり食事はできないかもしてないが、自分としては歓迎だった。
席はあらかじめ決められておりタイ人席。
ぶっちゃけタイ人メンバーと特に話すこともないし、偉い人や関連会社の
人たちと話しておこうとか思ってたので。
乾杯は終わり、全員が食事をとりにいく。
並ぶのが嫌で少し待っていると、タイ人が一人皿を持って帰ってきた。
すると彼女、壁際に並べてあった椅子をズルズルとひきずり運ぼうと
しているではないか!?
待てと話しかけて静止。
これは立食パーティー云々を説明し、椅子を運ぶのはよくないと説明。
すると、わかってくれたのか椅子を運ぶのをやめてくれた。
まぁ、彼女は新卒だし仕方ないだろう、そういうマナー的なこと知らないよな。
と思い安心して、食事を取りに行くことにしたのだが…
甘かった…
食事を取って会場に戻ってくると…阿鼻叫喚の地獄絵図。
タイ人達は椅子を運び出し、椅子に座り、食事に貪りついていたをしていた。
「うわー」
と光景を眺めていると、周囲の日本人も似たようなリアクションになっていた。
一言では言い表しにくいあの感情…
単に貧しい人たちや、スラム街とかを見たときとは違う。
経済的ではなく、文化的に劣っていると感じてしまったときの感情だと思う。
この土人どもが…
食事や会食のマナーが文化的に優れているかと言われれば、
そういうわけではないだけれども…
複雑な表情をしながら立ち続ける日本人達。
自分もしばらくは立っていたけれども、タイ人席で自分以外全員が座っている中で、
自分だけが立っているのも滑稽な気分になってきた。
かといって、タイ人達にマナーだからとか説明をして、椅子を片付けさせ、
立って食事をさせるのも文化の押し付けだと思ってしまう。
というわけで、郷に入っては郷に従う選択肢を選んだのだった。
つまり椅子に座った(´・ω・`)
気づくと、他の日本人たちも椅子に座っている(´・ω・`)
やるせない気持ちだったが、久々のカルチャーショックに打ち震える出来事であった。
最後に、考察としてタイ人の気持ちとして考えると、
以下の考えがあると思う。
1.そんなマナーは知らない
そんなマナーは別の誰か(欧米文化?)が作ったものだ。
そんなもん知らん。
2.座らずに食事はしづらい
それはたしかにそう。
しかも、食べづらいメニューが多かった。
リブロースステーキとか
3.別に話したくないし
タイ人からすれば、日本本社からの偉い人になど興味はない。
座ってタイ人同士、楽しく食事ができればいいのだ。
超えられない文化の壁。その名はカルチャーショック。
実は嫌いじゃないけど(´・ω・`)