コロナウイルスのパンデミックが世界中を混乱させてから、生活や仕事の仕方が大きく変わりました。その影響は、私の就職活動にも大きな影響を与えました。今回は、コロナ後のオーストリアでの就職活動について、私の体験を詳しくお話ししたいと思います。
過去にもヨーロッパではドイツで就職活動をしましたが、ドイツに比べてオーストリアでは日本人が就ける仕事は少なく難航するかと思いましたが、かなり簡単に就職することができました。個人的にはそこがこれまでと大きく違いました。
フリーランスとしての生活
パンデミックが始まる前から、私は日本のクライアントとフリーランスのウェブデベロッパーとして働いていました。リモートワークが当たり前になったことで、フリーランスの仕事は順調に進んでいました。しかし、コロナ後の経済状況や為替レートの変動により、将来的な安定性を求めて就職を考えるようになりました。
LinkedInでのオファー
LinkedInを通じていくつかのオファーを受け取りました。その中で、特にオーストリアの企業に興味を持ちました。日本円の価値が低迷している現在、安定した収入を得るためには、外国での就職が有利だと感じたからです。
オーストリアでの就職活動
就職活動を本格的に始め、3つの企業とコンタクトを取りました。それぞれの企業との面接や選考プロセスについて、以下に詳しく述べます。
1社目:迅速なオファー
最初の会社とは、2回のオンライン面接を行いました。驚いたことに、特に技術テストはなく、面接のみで内定をもらうことができました。面接では主に私の過去のプロジェクトや、チームとの協働経験について話しました。オーストリアでの就職が初めてということもあり、迅速なオファーは非常に魅力的でした。
2社目:厳しい選考
2番目の会社とのプロセスは非常に厳しく、1回のオンライン面接の後、Pythonのコーディングテストを受けました。さらに、オフラインでの最終面接も行いました。しかし、結果的には経験不足を理由に不採用となりました。この経験は、自分のスキルセットを見直す良い機会となりました。
3社目:遅いレスポンス
3番目の会社は、日本人の人事担当者と1回のオンライン面接を行いました。その後、いくつかのテストを受けましたが、レスポンスが非常に遅く、不安を感じました。最終的には、この会社からも不採用の通知を受け取りました。
最終的な選択
最終的に、1社目のオファーを受け入れることにしました。選考プロセスがスムーズで、会社の国際的な環境にも魅力を感じたからです。現在もこの会社で働いており、多国籍の同僚たちと共に日々の業務に取り組んでいます。
就職活動の振り返り
今回の就職活動を通じて、IT分野のポジションには多くのチャンスがあると実感しました。特に、コロナ後のリモートワークが普及した現在、地理的な制約が少なくなり、多くの国際的な企業が柔軟な働き方を提供しています。
また、オーストリアで働くことにより、異文化の中でのコミュニケーションやチームワークの重要性を再認識しました。私の会社は非常に国際的で、多くの社員がオーストリア出身ではありません。この多様性が、会社全体の活力となり、新しい視点やアイデアを生み出す源となっています。
終わりに
オーストリアでの就職活動は、挑戦と学びの連続でしたが、最終的には素晴らしい結果を得ることができました。コロナ後の新しい時代において、IT分野のスキルを持つことがいかに有利であるかを実感しました。これからも、国際的な環境での成長を続けていきたいと思います。